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サスケWorksで請求書管理をしてみた【アプリ概要編】

こんにちは!サスケWorksの担当エンジニアの矢野です。

この記事では、サスケWorksの各種機能を組み合わせた「請求書管理アプリ」の概要を紹介していきます。この記事を通じて、実際に業務で使用するようなWorksアプリをどのように設計すると良いのか、イメージを掴みやすく出来ればと思います。

それでは行きましょう!

請求書管理アプリの全体像

下記Gif画像のように、必要事項を埋めておけば簡単に請求書を出力出来るアプリを開発していきます。

使用する機能

請求書管理アプリでは、下記の機能を利用していきます。

  • アプリ間連携
  • サブレコード
  • 帳票出力

「アプリ間連携」や「サブレコード」は、使いこなせると実現出来るアプリの幅が大幅に広がりますので、是非この記事でイメージを掴んで頂けたらと思います。

アプリ間連携とは

別のWorksアプリのデータを取得する機能のことです。

  1. データを取得したいWorksアプリを選択
  2. Worksアプリのレコード項目を選択

という2段階の設定を行い、ピンポイントで欲しいデータを取得します。設定方法の詳細はまた別の記事にて解説致します。

アプリ間連携を上手に使いこなすには、Worksアプリを大きく下記の2種類に分けて設計することがポイントになってきます。

  1. マスタデータを保存するためのアプリ
  2. 貯めたデータを使用するためのアプリ

具体例として、今回開発する請求書アプリは以下のような設計にしています。

取引先と自社商品はマスタデータアプリで管理して、それらのデータを使用するアプリとして、請求書出力アプリを開発するという具合です。

この構成には下記のようなメリットがあります。

  • 1つのアプリで全てのデータを管理する時に比べ、アプリの構成がシンプルになる。
  • 一度マスタデータアプリを作ってしまえば、他のデータ使用アプリを開発する際にも流用出来る。

サブレコードとは

上記画像でサラッと出してしまいましたが、サブレコードは「1つのメインレコードの中に複数保存出来るレコード」です。

具体例として、今回開発する請求書アプリでどのようにサブレコードを使用しているか確認してみましょう。

「件名」や「担当者」など、請求書1枚あたりに固有の情報はメインレコードとして保存するように設計しています。購入商品情報のような複数のデータを保存出来る機能がサブレコードです。

サブレコードの作成方法などは、また別の記事にて解説致します。

帳票出力とは

Worksアプリに登録しているデータを、ExcelやPDFのような形式で出力する機能です。

(帳票のテンプレートは「クラウド型業務・経営管理システム『board』」からダウンロードしたものを利用させて頂いております。
https://template.the-board.jp/invoice_templates)

こちらも具体的な設定方法などは別の記事で解説しますが、簡単に言うと

  • あらかじめ出力用のExcelテンプレートを用意し、Worksアプリに登録しておく
  • Excelテンプレートには、アプリデータを埋め込むための「差し込みキー」を記述しておく必要がある
  • レコード一覧画面から、複数レコード分まとめて出力可能
  • レコード詳細画面から、単一レコード分も出力可能

という機能になっております。

まとめ

今回は、発展的なアプリを開発していくための土台となる機能について解説致しました。次回からは、実際に請求書出力アプリを開発する過程を紹介していきます。

プロフィール

矢野 健太郎
矢野 健太郎
株式会社インターパーク / システム部 開発ユニット / サスケWorks担当エンジニア
思い付いたものは作ってしまいたくなるタイプ。
最近ハマっているものはReact(Fresh) / Go(Gin) / AWSなど。
AWS CLF / SAA 取得。