こんにちは!サスケWorks マーケティング担当です。
2025年1月22日、インターパーク東京オフィスにて『第1回 サスケWorksユーザー会』を開催しました。
本ユーザ会は、ユーザー同士の交流を深めていただくこと、そして開発者と直接つながることができる場として企画しました。当日は、想像以上に活発な議論が繰り広げられ、大変有意義なひとときとなりました。
多様な活用事例や導入時の課題、将来への期待など、現場からの貴重なフィードバックを直接伺うことができ、私たちメーカーにとっても大きな学びとなりました。
当日の模様を、マーケティング担当者の視点でお届けします。
オープニングと主催者メッセージ
当日は、サスケWorks導入企業7社11名の皆さまにご参加いただきました。
イベント冒頭、代表取締役CEOの舩越が「サスケWorksの成長はユーザーの皆さまの支えがあってこそ」と感謝の気持ちを伝え、ユーザーと開発チームが近い関係を築きながら、より良いサービスを作っていきたいという想いを語りました。
また、開発責任者であるCTOの須田も参加 。
「開発者として、ユーザーの皆さんから直接フィードバックをいただける貴重な機会」と、積極的な意見交換を呼びかけました。

ユーザー事例発表
今回のユーザー会では、事前アンケートを実施し参加企業の活用状況や課題を共有した上で、各社から具体的な事例を発表いただきました。
事前アンケート結果ハイライト
参加企業の主な活用用途は以下の通りでした。
「社内申請・承認フローの管理」での活用が圧倒的に多く、次いで「データ収集・分析」「備品管理」「請求書・経費管理」「顧客管理」といった回答となりました。

また、サスケWorksを利用して解決した課題や効果については、回答が多い順に「データの一元管理」「業務効率化の向上」「分析業務の効率化」といった結果でした。

ユーザー企業様からの活用事例発表
『ヒヤリハット管理で業務改善』 株式会社BPC様(バックオフィス業務のBPO事業)
「業務におけるヒヤリハットをサスケWorksのアプリに記録し、情報の集約と分析に活用しています。ミスの内容がどういったものか、週次・月次で分析できるようになり、業務改善が実現しました。」

『故障速報管理で品質向上』 A社様(エネルギーの計装製品メーカー)
全国の50拠点から自社製品の故障や不良の報告をアプリに集約し、品質保証部がデータを集計・分析して原因の特定に活用しています。特定の気温条件になると不具合が起こる製品を発見するなど、品質管理の向上に貢献しています。」
『移行によるコスト削減』 ユアスタンド株式会社様(マンション・法人向けEV充電サービス)
「他社サービスを利用して顧客管理を行っていましたが、維持管理に多くのコストがかかり会社のフェーズに合っていないとサスケWorksへの移行を決定。本格運用はこれからですが、コスト削減の面では既に大きなメリットを感じています。」

『稟議管理で決裁スピード向上』 吉永機械株式会社様(特殊建設機械メーカー)
「紙で行っていた出張申請などの社内稟議をアプリ管理に移行し、決裁完了までわずか1日になりました。拠点が離れていて申請書類を持参する必要があり移動コストも発生していましたが、その経費削減にも繋がりました。」

高評価の機能とその活用ポイント
様々な機能があるサスケWorksですが、「どの機能が便利か?」というテーマでの意見交換も行われました。
事前アンケートによる回答で、最も多く挙がった声は「ドラッグ&ドロップでアプリを作れる」、次いで「スマートフォンやタブレットでの利用」、「ユーザー権限設定の柔軟性」との意見でした。

柔軟なユーザー権限設定が業務の質を変える
「ユーザー権限設定の柔軟性」については、2社から具体的な報告がありました。
株式会社バスク様(ドラマ・映画制作の技術プロダクション)
「レコードの項目ごとに閲覧権限が設定でき、必要な情報を必要な人にだけ表示できるのがとても便利。設定もやりやすく感覚的に操作できました。」

B社様(製薬メーカー)
「ユーザー権限による入力項目の制御は、想像以上に柔軟で驚きました。1つのデータを人によって表示を変えて利用できるのはとても便利です!」

両社とも、部署をまたいでの情報共有に活用しており、その際に権限設定が「必要な情報の的確な共有」と「不要な情報へのアクセス制御」のバランスを実現することで、業務効率が向上しているとのことです。
AI-OCR機能で紙書類のデータ化を劇的に効率化
紙の書類のデータ化の課題について、AI-OCRの活用が効果的とご意見がありました。
西海市商工会様(長崎県)
「会員から届く手書きの申請書類をAI-OCR機能でデータ化しています。RPA連携を行い定型業務を自動化することで、作業時間が従来の1/10に短縮されました。識字率が高く、精度にも満足しています。」

浮かび上がった課題と改善要望
ユーザー会では、活用が進む中で浮かび上がった課題や改善要望についても多くの声が寄せられました。
ログインを簡素化できないか
社内でいろいろなシステムを利用しており、各システムに都度ログインするのが大変。
SSO(シングルサインオン)などでスムーズなログインを実現してほしい。
ログインのハードルを下げることで運用定着にも繋げたい。
ユーザー管理の課題
利用者が数百名規模になると管理が煩雑に…。
全一覧表示や検索機能を追加してほしい。
アプリ管理
アプリが増えすぎて把握しきれない…
大量のアプリを一括管理できる「スーパー管理者権限」が欲しい。
社内定着の課題
ログインしてくれない社員が一定数いる…。
操作研修や成功事例の共有など、定着支援策の情報も今後知りたい。
社内定着の課題は多くの企業に共通するテーマであり、今後のユーザー会で深堀りするテーマの一つであると感じました。
利便性向上に向けての技術リクエスト
さらなる利便性向上に向けて、技術面でのリクエストも多く寄せられました。
ログイン機能の強化
SAML認証、 SSO(シングルサインオン)対応
Googleのアカウント連携
UI・UX改善
他サービスから移行する場合、前サービスとの違いによる反発がでる。
その点を考慮し改善を検討してほしい。
API・外部連携の強化
Googleスプレッドシートとの自動同期
Microsoft TeamsやSlackへの通知連携
データ管理・操作の拡充
CSVインポート&エクスポートによるアプリ作成・編集
一覧のページでのサブレコードの複製機能

様々な要望が矢継ぎ早に
こうした「現場で本当に求められている機能」 を直接聞ける機会はとても貴重でした。
すぐに実装できるものから、長期的な開発計画に組み込むものまで、真剣に検討していきます!
次回に向けた期待
今回のユーザー会を受けて、次回のテーマとして以下が挙がりました。
「生成AI×業務改善」: AIを活用したアプリ作成や自動化の可能性を探るセッション
「API & カスタムコード勉強会」:API活用の実践・知見共有の勉強会
「社内定着のコツ」:社内定着の成功事例やノウハウ共有、マニュアルを読まない人への対策
まとめ
ユーザーの皆さまの率直な声を通じて、サスケWorksへの期待と信頼を感じる場となりました。
開発者とユーザーが直接つながり、リアルな課題や要望を共有することが、サービス向上の原動力であることを改めて実感しました。
引き続き、ユーザーの皆さまと共に、より使いやすく価値あるサービスを創り上げてまいります。今後のサスケWorksにご期待ください!
著者情報

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