業務の効率化や情報共有の簡素化を考えているものの、どのデータベースアプリを選べば良いのか迷っていませんか?
この記事では、ノーコードで簡単に自社専用のデータベースを作成できる方法や、初心者向けのおすすめツールについてわかりやすく解説します。
データベースアプリとは?
紙やExcelによる情報管理に、手間や限界を感じていませんか。
たとえば、「最新の情報がどこにあるかわからない」「複数のファイルで管理が煩雑」「属人化して引き継ぎに時間がかかる」といった悩みは業務現場でよくある課題です。
データベースアプリは、こうした情報管理の問題を解決するためのツールです。
顧客情報や業務進捗、在庫などの情報を一つにまとめ、社内でスムーズに共有・更新できるようになります。
従来はエンジニアによる専門的な開発が必要でしたが、今はノーコードツールを使えば 非エンジニアでも簡単に自社専用のアプリを作成・運用できます。
操作はシンプルでも業務効率やミスの削減に大きな効果を発揮するため、多くの企業が導入を進めています。
データベースアプリでできること
データベースアプリは、単に情報を保管するだけではありません。
日々の業務を効率化し、ミスや属人化を防ぐための“仕組み”として活用できます。
ここでは、代表的な活用例を3つ紹介します。
在庫管理や商品情報の一元化
商品の型番、在庫数、仕入れ先などを1つのアプリで一括管理できます。
複数のExcelファイルを開いて更新する必要がなくなり、作業効率が大きく向上します。
また、スマホやタブレットからリアルタイムに入出庫情報を更新できるようになれば、在庫不足や納期遅れのリスクも最小限に抑えられます。
顧客管理や問い合わせ履歴の共有
顧客の連絡先や対応履歴、契約状況などを1つの画面で一元管理できます。
営業、カスタマーサポートなど複数部門での情報共有がスムーズになり、引き継ぎや対応漏れを防げます。
さらに、担当者ごとのやり取り履歴を時系列で残すことで、より丁寧なフォローアップも可能になります。
業務進捗や案件ステータスの見える化
案件や業務ごとの進行状況を「作業中」「確認待ち」「完了」などのステータスで可視化できます。
プロジェクトの進捗が一目で把握でき、報告や会議にかかる時間も削減されます。
特に、複数の工程が絡む業種(建設、制作など)では、情報の行き違いや遅延のリスクを軽減できます。
データベースアプリを利用するメリット
データベースアプリは情報の保存や管理にとどまらず、日々の業務で感じている非効率やミスを根本から改善する力を持っています。
ここでは、導入によって得られる代表的なメリットを3つ紹介します。
情報共有と属人化の解消
Excelや紙での管理は情報の分散やファイルの更新ミス、担当者に依存した管理といった課題を生みやすくなります。
データベースアプリを使えば情報を一つの場所で管理でき、複数メンバーによるリアルタイムな共有・更新が可能になります。
たとえば、営業担当が外出先から顧客情報を更新し、それを社内のメンバーが即座に確認できるといった連携が実現します。
これにより、情報の抜けや重複対応のリスクを減らし、組織全体の対応力を高めることができます。
紙・Excel業務の自動化
手作業によるデータ入力や転記は時間がかかるうえにミスも起きやすい工程です。
データベースアプリでは、入力フォームや自動計算、データの連携を活用することで定型業務を自動化できます。
たとえば、注文を入力すれば請求書が自動作成される、といった処理が組めるようになり、作業時間の短縮とミスの削減が同時に進みます。
データの集計と分析が簡単にできる
データは蓄積するだけでなく、活用してこそ価値が生まれます。
多くのツールでは、売上推移や在庫状況などをグラフや表で可視化する機能が備わっており、分析や報告の手間を減らすことが可能です。
ノーコードのツールでもこうした機能を直感的に扱えるため、現場主導で業務の見直しや改善に活かしやすい点が特徴です。
データベースアプリの選び方
多くのツールが提供されている中で、どれを選べばよいか悩む方も少なくありません。
導入後に「思っていたものと違った」とならないためにも、事前に以下の3つの視点から比較することが大切です。
コストは業務規模に見合っているか
導入・運用にかかる費用はツールによって大きく異なります。
無料トライアルの有無、ユーザー単位の料金体系、オプション機能の追加費用などを事前に確認しましょう。
たとえば少人数のチームであれば、無料プランでも十分に活用できるケースがあります。
一方で、部署をまたいで利用する場合は、ストレージ容量やユーザー数に応じたコストも見越しておく必要があります。
必要な機能が過不足なく備わっているか
ツールによって機能の得意・不得意は異なります。
PDF出力、帳票作成、ワークフロー機能など、自社業務に必要な機能が揃っているかを確認しましょう。
「あとから必要になったのに対応できない」といったギャップを防ぐためにも、実際の業務シーンを想定しながらチェックすることがポイントです。
セキュリティや運用体制に安心感があるか
業務データを扱う以上、セキュリティやデータの保管体制は重要なチェック項目です。
通信の暗号化、国内サーバーの有無、アクセス権限の細かい設定が可能かなどを確認しておくと安心です。
また、ログの記録やバックアップ体制が整っているかどうかも、トラブル時のリスク管理という観点で見ておきたいポイントです。
サスケWorksは、業務アプリに必要な機能を標準で備えつつ、初期費用なしで始められるノーコードツールです。
実際の使い勝手や構築のしやすさを確認したい方は、ぜひ無料トライアルでお試しください。
▶ 無料で試してみる(30日トライアル)
おすすめのノーコードアプリ4選
以下では、おすすめのアプリを4つ紹介します。
ぜひ、選定の際の参考にしてみてください。
製品名 | 初期費用 | 月額費用(参考) | 無料トライアル | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|
サスケWorks | 0円 | 5,000円(11ID込・1ユーザーあたり約455円) | 30日 | 帳票・ワークフロー・通知・グラフなどの主要機能が標準搭載 |
Kintone | 0円 | 1,000円/ユーザー ※最小契約ユーザー数は10ユーザーから |
30日 | 柔軟なカスタマイズや豊富な拡張機能が特徴 |
楽々Webデータベース | 0円 | 10,000円~(10ユーザー込) | 最長60日 | 表計算ソフトのような感覚で業務アプリ化が可能 |
PigeonCloud | 0円 | 5,500円(5ユーザーまで固定) | 30日 | 帳票出力や自動採番などの機能が最初から利用できる設計 |
おすすめ①:サスケWorks

サスケWorksは、プログラミング不要でオリジナルの業務アプリが作成できるノーコードツールです。
データベース構築をベースに、帳票出力、グラフ作成、ワークフロー(承認)など業務に役立つ機能が標準で備わっているのが特長です。
複数の機能を組み合わせて柔軟にカスタマイズできるため、現場主導での業務改善に取り組みやすいのもポイントです。
無料トライアルは30日間。11IDが含まれるプランが月額5,000円からと、コスト面でも導入しやすい価格設計になっています。
サスケWorksの便利な機能

ダッシュボード機能
グラフやリスト、テキスト、さらに外部のコンテンツなど様々な情報を表示して可視化・共有できます。

AI-OCR機能
紙の文字を読み取って自動でテキストデータ化!入力の手間を省きます。
AI機能の強化でより、画期的な機能としてアップグレードしました。

ワークフロー(承認)機能
レコードの内容に対して、アプリ内で申請者が「承認申請」を行い、決裁者がその申請を「承認」「差し戻し」「却下」することができます。

コメント機能
アプリ内の各情報に対してコメントの登録ができます。

通知機能
承認機能やコメント機能を使用するとアプリに通知されます。
※承認機能はメール通知も行います。

グラフ作成機能
アプリに登録されている情報を利用した様々な分析グラフを簡単に作成することができます。
各形式の画像やテキストデータとしてダウンロードすることも可能です。

帳票出力機能
アプリ上のデータを所定の項目に反映した見積書や請求書などの帳票を自由に出力することができます。
Excel形式・PDF形式の出力が可能です。

オートメーション機能
ユーザーの操作やレコードの状態に応じて、メール・SMS送信などのアクションを自動で実行できる機能です。
※Premiumプランのみ利用可能
初期費用 | 0円 |
月額費用 |
※いずれのプランも全11ID付属 【スタンダードプラン】 ・月額 5,000円(税別) ※1ユーザあたり 455円 【プレミアムプラン】 ・月額 15,000円(税別) ※1ユーザあたり 1,364円 |
無料トライアル | あり(30日) |
おすすめ②:Kintone

Kintoneは、ノーコードで柔軟な業務アプリを構築できるクラウドサービスです。
ドラッグ&ドロップでアプリを作成でき、現場の業務にあわせたカスタマイズ性が高いのが特長です。
拡張機能や外部サービスとの連携も充実しており、業務全体のデジタル化を進めたい企業に適しています。
Kintoneの便利な機能
レポート機能
「アプリ」に溜めたデータを集計してグラフにできます。
リアルタイムにデータがグラフに反映されるので、レポートや分析の度にまとめ直す手間を削減できます。
最新通知
最新情報はパソコンやスマホから、いつでも・どこでも受け取ることができます。
通知一覧画面で自分宛の通知やよく見る通知、未読・既読の他に、あとで読むフラグを立てることもできます。
プロセス管理
業務プロセス(ワークフロー)に沿った進捗管理ができます。
いま、誰が、どのような対応をしているかが一目瞭然になります。
リマインド通知
日時を条件にしたリマインド通知を受け取ることができます。
サービスの更新期日などの通知で処理漏れ防止に役立ちます。
初期費用 | 0円 |
月額費用 |
【ライトコース】 ・月額 1,000円(税別)/ユーザー 【スタンダードコース】 ・月額 1,800円(税別)/ユーザー 【ワイドコース】 ・月額 3,000円(税別)/ユーザー ※各プラン、最小契約ユーザー数は10ユーザー |
無料トライアル | あり(30日) |
おすすめ③:楽々Webデータベース

楽々Webデータベースは、Excelのような感覚で業務をアプリ化できるノーコードツールです。
入力フォームやワークフロー、帳票出力などの機能を簡単に設定でき、ITに不慣れな方でも扱いやすい設計です。
特に、表計算ソフトで管理していた業務をそのまま置き換えたい場合に向いています。
楽々Webデータベースの便利な機能
フォーム制御
フォーム編集、表示制御、レイアウトフィルタ、入力チェックなどノンコーディングで使える機能でフォームを制御できます。
ワークフロー機能
楽々Webデータベースでワークフローを流し、申請から承認といった業務フローを実現できます。
オンプレミス版では楽々WorkflowⅠⅠとの連携もできます。
帳票出力
Excelでテンプレートをご用意いただくことで、アプリに管理されたデータをExcelやPDF形式の帳票として出力できます。
集計機能
アプリに登録したデータをグラフで表示したり、クロス集計することで集めたデータをビジュアルに確認することができます。
メール機能
データの登録・更新・削除時にメールで通知がきます。
オンプレミス版では指定のアドレスに送付したメールをアプリに自動で取り込みも可能です。
ユーザ・組織管理
楽々Webデータベースを利用するユーザを、組織・部署単位で管理できます。
アプリの利用権限やデータの絞り込みなども部署単位で設定できます。
初期費用 | 0円 |
月額費用 |
1.クラウド版 【スターターパック】 ・月額 10,000円 ※10ユーザ利用可能 【スタンダードプラン】 ・月額 1,500円/ユーザ ※ライトユーザ:500円/ユーザ ※ご利用可能人数は10ユーザ以上から 2.オンプレミス版 1,800,000円~ ※要問い合わせ |
無料トライアル | あり(最長60日) |
おすすめ④:PigeonCloud

PigeonCloudは、汎用的な業務データを手軽にクラウド化できるノーコード型データベースソフトです。
帳票出力や自動採番、通知機能など、業務に必要な機能が標準で装備されているのが特長です。
複数のテーブルを結合した高度なチャートも作成でき、業務ごとの情報を一元管理したい場面で活用されています。
PigeonCloudの便利な機能
ワークフロー(申請)機能
組織や利用ユーザーに対してワークフローの設定が可能です。
組織・ユーザー毎に固定フローの切り替えを行うこともできます。
高度なチャート機能
他のテーブルを結合し、複数のグラフを同時に1つのチャートに表示することが可能です。
帳票複数登録
請求書や納品書のPDF、Excelをデータから作成出来る帳票機能にて、1テーブルに付き複数のフォーマットを紐付け可能です。
通知の条件設定
特定の状態になった時に、項目に設定されているユーザー(又はメールアドレス)に通知する、という設定が可能です。
初期費用 | 0円 |
月額費用 |
【ユーザー数プラン】 ・月額 1,100円(税別)/ユーザー ※ご利用可能人数は5ユーザーから(5ユーザーまでは人数関係なく 5,500円 固定) 【同時ログインプラン】 ・月額 2,200円(税別)/ユーザー ※5ユーザーまでは人数に関係なく 11,000円 固定 |
無料トライアル | あり(30日) |
まとめ
今回の記事では、データベースアプリの基本から業務での活用例、導入メリット、選び方、おすすめツールまでをご紹介しました。
ノーコードツールを活用すれば、専門知識がなくても現場で業務に合ったアプリを柔軟に作成できます。
特に、必要な機能とコストのバランスを見極めて選ぶことがポイントです。
サスケWorksは、帳票やワークフローなどを標準搭載し、初期費用なしで始められるノーコードアプリです。
まずは無料トライアルで、業務との相性を体験してみてください。
よくある質問
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無料のデータベースアプリはありますか?
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代表的な無料のデータベースアプリは、Notion、Googleスプレッドシートをベースにしたツールなどがあります。
多くのツールがフリープランを提供しており、一定の制限はあるものの業務の簡易管理には十分対応できます。ただし、ユーザー数や使用容量に制限があることが多いため、チームで使う場合や業務に組み込む場合には有料プランの比較も検討しましょう。
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代表的なデータベースソフトはなんですか?
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業務用として広く利用されている代表的なデータベースソフトには、Microsoft Access、FileMaker、MySQL、PostgreSQL、Oracle Databaseなどがあります。
これらはノーコードではなく、ある程度の専門知識が必要なものも多いため、社内のITリソースや目的に応じて選ぶ必要があります。近年では、ノーコード型のクラウドベースデータベース(例:Kintone、サスケWorks など)も選択肢として増えており、導入・運用の手軽さから注目されています。
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SQLで一番使われているのはなんですか?
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最も広く使われているSQLデータベースとしては、MySQLが挙げられます。
Webアプリや企業の業務システムのバックエンドとして長年使われており、世界中で高いシェアを誇ります。
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無料のWebデータベースでおすすめのものはありますか?
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無料で使えるWebデータベースとしておすすめなのは、AirtableやNotion、Google AppSheetなどです。
AirtableはExcelに近い感覚でデータベースが作れ、Notionは複数の表示形式を使ってデータを整理できます。
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ノーコードとローコードの違いはなんですか?
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ノーコードは、プログラミングなしでアプリやデータベースが作れるツールのことを指します。
専門知識がない人でも業務に合ったアプリを自作できる点が最大の魅力です。一方、ローコードは「一部だけコードを書く」ことを前提としたツールで、より高度なカスタマイズが可能です。
著者情報

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ノーコードWEBアプリ作成ツール「サスケWorks」のオウンドメディアです。
ノーコード技術やアプリ開発に関する情報や初心者向けの使い方、活用事例など、皆さまの業務効率化に役立つ情報をお届けしています。
ノーコードでのアプリ作成に興味がある方や業務改善を目指している方に向けて、実践的なノウハウをわかりやすくご紹介していきます。