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二段階認証とは?仕組みや導入するメリットをわかりやすく解説!

パスワードを設定しているのに、なぜか不正アクセスされてしまった…」
——そんな経験はありませんか?

近年、サイバー攻撃の手口が巧妙化する中で、IDやパスワードだけでは十分なセキュリティ対策とはいえなくなっています。
そこで注目されているのが「二段階認証」という仕組みです。

この記事では、二段階認証の仕組みや導入するメリットなどを解説します。

二段階認証とは?基本の仕組みと目的

二段階認証とは、ID・パスワードによる認証に加えて、もう一段階の認証手続きを行うことでアカウントの不正利用を防ぐ仕組みです。
たとえば、ログイン時にパスワードを入力した後、SMSで届く認証コードを入力するといった方法が一般的です。

「二要素認証」とはよく似ていますが、実は少し違いがあります。
二段階認証は「パスワードの入力 → 秘密の質問への回答」など、同じ種類の情報を2回使うケースも含まれます
一方で、二要素認証は「パスワード(知識)」と「スマホ(所有)」のように、異なる種類の情報を組み合わせるのが基本ルールです。

いずれにしても、万が一パスワードが流出しても追加の認証がなければ第三者はログインできません
個人利用だけでなくビジネスシーンにおいても、安全性を高める基本的な対策として広く導入されています。

二段階認証の認証方式にはどんな種類があるのか

  • SMSでコードを受け取る方法
  • 認証アプリ(Google Authenticatorなど)を使う方法
  • 生体認証(指紋・顔)を使う方法

二段階認証と一口にいっても、その方法にはいくつかの種類があります。
ここでは、代表的な認証方式について紹介します。

SMSでコードを受け取る方法

もっとも一般的なのが、SMS(ショートメッセージ)で送られてくる認証コードを入力する方式です。
パスワードを入力したあと、登録済みの携帯電話番号に6〜8桁程度のコードが届き、それを画面に入力してログインを完了させます。

特別なアプリを用意する必要がなく、スマートフォンがあればすぐに使える点がメリットですが、受信が遅れる、海外では使えない、SIMスワップ攻撃などのリスクがある点には注意が必要です。

認証アプリ(Google Authenticatorなど)を使う方法

SMSに代わる方法として広く利用されているのが、認証アプリによるワンタイムパスワード方式です。
Google Authenticator や Microsoft Authenticator、Authy などのアプリを使い、30秒ごとに更新されるコードを使用します。

インターネット接続がなくても利用でき、SMSよりもセキュリティ性が高いとされています。
複数のサービスの認証情報を1つのアプリでまとめて管理できるのも利点です。

ただし、スマホを紛失すると復旧が難しくなる可能性もあるため、バックアップコードの保存が推奨されます。

生体認証(指紋・顔)を使う方法

近年では、指紋認証や顔認証といった生体情報を用いた二段階認証も広がっています。
スマートフォンやPCの機能としてあらかじめ搭載されているケースも多く、本人しか持ち得ない情報としての信頼性が高いのが特徴です。

操作が直感的で、パスコードの入力なども不要なため、手軽さとセキュリティの両立が可能です。

ただし、端末の対応状況やシステム側が生体認証をサポートしている必要があります。

二段階認証のメリット

二段階認証を導入するメリットは様々です。
ここでは、導入を検討するうえで知っておきたいポイントを整理します。

なりすましや不正ログインを防げる

最大のメリットは、万が一パスワードが漏洩した場合でも不正ログインを防げる点です。
第三者がパスワードを入手したとしても追加の認証コードや生体認証が求められるため、本人以外のアクセスは基本的にブロックされます。

特に、仕事やプライベートでクラウドサービスを利用する機会が多い方にとっては、自分の情報だけでなく取引先や社内のデータを守るための大切な手段となります。

企業としての信頼性向上につながる

二段階認証は、“守っている”という安心感をユーザーにもたらす効果もあります。
個人利用はもちろんのこと、企業や団体で導入することで情報管理への意識が高い印象を与え、取引先や顧客からの信頼性向上にもつながります。

一方で、設定や運用に手間を感じるケースがあるのも事実です。
認証コードの受け取りに時間がかかったり、スマートフォンを紛失した場合の復旧手順に戸惑ったりすることもあるでしょう。
こうした“面倒”を避けるためにも、あらかじめバックアップコードを控えておく、信頼性の高い認証方式を選ぶといった対策が有効です。

企業で二段階認証導入におすすめのパターン

二段階認証は個人だけでなく、企業や団体での導入にも高い効果があります。
以下のようなケースに該当する場合は、早めの導入を検討することをおすすめします。

クラウドサービスの利用が増えている場合

社内データや業務ツールをクラウド上で管理している場合、インターネット経由で誰でもアクセスできる状態にあるため、セキュリティ対策は必須です。
特に、Google Workspace、Microsoft 365、各種業務アプリなどを日常的に使っている企業では、管理者だけでなく全社員のアカウント保護が重要になります。

複数人で同じアカウントを使う場合

1つのアカウントを複数人で使っていると、誰がどこからアクセスしているのか把握しづらくなるため、セキュリティリスクが高まります。
ログイン情報が共有されるとパスワードの管理が曖昧になりやすく、意図せぬ漏洩につながる可能性もあります。
こうした環境では、追加の認証によってアクセスの正当性を確認することが不可欠です。

機密情報を取り扱う部門で利用する場合

人事・経理・営業・開発など、顧客情報や社外秘データを扱う部門では、万が一の情報漏えいが大きな損失や信用問題に直結します。
パスワードだけで守るのではなく、物理的にスマートフォンを持っている本人しかログインできない仕組みを整えておくことで、組織全体の情報セキュリティを底上げできます。

「サスケWorks」も二段階認証に対応!

「サスケWorks」とは?

サスケWorksは、ノーコードで業務アプリを作成・運用できるクラウドサービスです。
日報・顧客管理・申請フローなど、さまざまな業務にあわせたアプリを自社で柔軟に設計できるのが特長です。

サスケWorksでも二段階認証を導入しており、通常のパスワードに加えて「ワンタイムパスワード」による追加認証を行い、不正アクセスのリスクを軽減できます。
その他に、アプリでは「生体認証」を利用でき、顔認証や指紋認証等をご利用いただけます。※OSや端末によってできる認証は異なります

その他にも、サスケWorksは以下の機能を搭載しています。

  • アプリごとに閲覧できる権限の設定
  • IP制限・国の制限
  • 各レコード内の閲覧履歴表示機能

サスケWorksについてもっと詳しく知りたい方へ、資料をご用意しております。
ぜひ、ご検討する際にご活用ください!

まとめ|二段階認証を取り入れて安全な環境を

二段階認証は、パスワードに加えてもう一段階の認証を行うことで、アカウントの乗っ取りや不正アクセスを防ぐための有効な手段です。
現在では多くのサービスが二段階認証に対応しており、安全なログインの仕組みとして標準化が進んでいます

情報セキュリティへの意識が求められる今だからこそ、手軽にできるリスク対策としてまずは二段階認証を導入するところから見直してみてはいかがでしょうか。

よくある質問(FAQ)

二段階認証ってどうやるの?

サービスによって異なるため一概には言えませんが、たとえばGoogleでは、「セキュリティ」→「2段階認証プロセスを有効にする」を選択し、そのまま画面上の指示に従えば完了です。

各サービスごとで二段階認証の手順は紹介されていると思いますので、事前にしっかり確認しておきましょう。

2段階認証の具体例は?

たとえば、IDとパスワードの入力後にSMSやメールで受信した認証コードを入力する方法、母親の旧姓や通っていた小学校名など「秘密の質問」を設定しておき入力する方法などが具体的にあります。

2段階認証のデメリットは?

主なデメリットとしては、ログイン時の手間が増えることです。
パスワードに加えて、認証コードの入力やスマートフォンの操作が必要になるため、手軽さを重視する人にはやや煩わしく感じられるかもしれません。

また、スマートフォンを紛失したり故障した場合にログインできなくなるリスクもあります。
このようなトラブルに備えて、あらかじめバックアップコードを控えておくことや、複数の認証手段を登録しておくことが推奨されます。

2段階認証はアプリとSMSのどちらがいいですか?

セキュリティ面では認証アプリ(Google Authenticatorなど)を使う方法のほうが安全性が高いとされています。
SMSは手軽ですが、受信遅延やSIMスワップといったリスクもあるため、より安全性を重視するならアプリ方式の利用がおすすめです。

著者情報

サスケWorks マーケ担当
サスケWorks マーケ担当
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