| 業種 | 電子部品専門商社/電子機器の製造受託(EMS事業) |
|---|---|
| 従業員数 | 約60名 |
| URL | https://www.sankosha-net.co.jp/ |
| 利用目的 | 属人化の解消/情報共有の強化/業務効率化 |
| 利用アプリ | 仕入先案内通知、承認フロー(出張申請・稟議)、スケジュール表(役員・部長)、社内共有資料(社内報)、アンケート集計 ほか |
| 利用プラン | ビジネスプラン |
迫るベテラン社員の定年退職。「属人化」した業務の継承が急務に
当社は電子部品の専門商社で、日々、仕入先メーカーから数十件もの「案内(価格改定、仕様変更、生産終了など)」が届きます。
これまでは、長年勤続しているベテラン社員が、その豊富な知識と経験で「どの情報を・誰に・いつまでに展開すべきか」を判断し、Excelでの管理とメール配信を一手に引き受けていました。
しかし、その担当者が定年退職を控えており、業務の引継ぎが喫緊の課題となっていました。若手社員2名に業務を移管しようとしましたが、彼らには既存の担当業務があります。そのままのアナログな手法(Excelとメール)で引き継げば、業務負荷でパンクしてしまうことは明白でした。
承認のために帰社が必要。「紙文化」が招く業務の停滞
また、社内では出張申請や稟議書が依然として「紙」で回っており、承認のために帰社しなければならない、机の上が書類の山になる、どこで承認が止まっているのかわからないといったアナログ管理の弊害も慢性化していました。
Web商談で「やりたいこと」がその場でカタチに。提案力が導入の鍵
当初はkintoneなど他社ツールも検討していましたが、正直なところ「ノーコードツールなら、機能面ではどこも大差ないだろう」と考えていました。
しかし、サスケWorks(インターパーク)とのWeb商談がターニングポイントになりました。
私たちが「こういうことをやりたい(仕入先案内の効率化)」と伝えると、営業担当者がその場で画面を操作し、「こんな風に作れますよ」とアプリのイメージを具現化してくれたのです。
それまでシステム化のイメージが湧かず不安を感じていた現場担当者も、そのデモを見て「これなら自分たちで運用できる!」と確信に変わりました。
機能スペックの比較ではなく、「自分たちの課題が解決できるイメージが湧いたこと」、そして「こちらの意図を汲み取ってくれる提案力」が最大の決め手です。
【定量効果】1件あたり8分の短縮に加え、Outlookの容量問題も解消
最も効果が出ている「仕入先案内通知アプリ」では、これまで「Excelへの転記」「販売実績の調査」「メール作成」「リマインド管理」と複数の工程を行き来していた作業が、アプリ一つに一本化されました。
具体的な削減効果の試算は以下の通りです。
<業務フローの劇的変化(通知1件あたり)>
・Before(計12分): Excel転記(5分)+メール作成(5分)+リマインド管理(2分)
・After(計4分): サスケWorksへの登録のみ(自動配信・自動リマインド)
・成果: 1件あたり8分の短縮
これが月数十件あるため、月間で10時間以上の工数削減に繋がっています。
【定量効果】意外な効果:メールサーバーの容量削減
また、意外な効果として「メールサーバーの容量削減」が挙げられます。以前はPDFなどの重いファイルをメール添付で全社配信していたため、Outlookの容量(50GB)がすぐに一杯になり、情シス部門への問い合わせが絶えませんでした。現在はサスケWorks上のリンクを送る運用に変わったため、メール容量の圧迫問題が解消されました。
【定性効果】オートメーション機能は、信頼できる「専属アシスタント」
Businessプランの「オートメーション機能」を活用し、期限が迫った案件のリマインド通知などを自動化しています。
導入前は担当者がExcelの期日を見て「そろそろ催促しなきゃ」と手動でメールを送っていましたが、今はサスケWorksが自動で通知してくれます。担当者からは「自分の業務を助けてくれる、優秀な『専属アシスタント』のような存在」という言葉が出るほど信頼しています。
【定性効果】スマホ完結の承認フローと、全社の「見える化」
休暇申請、出張申請・報告や稟議などの承認フローもスマホで完結するため、上長が外出先からでも即座に対応でき、決裁スピードが格段に向上しました。
さらに、「スケジュール表(役員及び部長)」アプリの活用により、「サスケを見れば、誰がどこにいるか分かる」という状態が当たり前になっています。
今やサスケWorksは、単なる業務ツールを超え、全社の情報を繋ぐ「共通基盤」として不可欠な存在となっています。
Excel・メール文化からの脱却が「本当にアプリで実現するのか」という不安
導入当初、現場レベルでは「長年慣れ親しんだExcelとメールをやめて、本当にアプリだけで業務を回せるのか?」という大きな不安がありました。
従来のアナログな業務フローが組織文化として定着していたため、それがどうシステムに置き換わるのかイメージが湧きにくく、変化に対する心理的なハードルの方が高かったのが正直なところです。
あえて「一番の課題であるコア業務」から着手し、現場主導で磨き上げたプロセス
通常は簡単な業務から始めるところを、あえて一番の課題であった「仕入先案内」の業務からアプリ化に着手しました。
開発担当者(現場社員)が自ら作成し、運用しながら「もっとこうしたい」という要望を即座に反映させることで、リリースからわずか3ヶ月で、誰もが毎日見る必須のツールとして定着させることができました。
また、「社内共有資料(社内報)」や「アンケート集計」など、身近なアプリも並行して作成することで、全社員がサスケWorksに触れる機会を作ったことも定着の要因です。
デジタル化とは、業務効率化の先にある「人の成長」を促すもの
デジタルとアナログ(人)は相反するものではなく、共存するものです。デジタルを駆使することで、社員が成長し、それによって会社も成長していく。サスケWorksはそのためのツールだと考えています。
単に業務を効率化して楽をするだけではありません。空いた時間で、より付加価値の高い仕事に向き合う。そのマインドセットこそが、私たちの全社的なDX推進の原動力となっているのです。
バックオフィスから「現場のDX」へ
今後は、バックオフィス業務だけでなく、より現場に近い領域への活用を広げていきたいと考えています。具体的には、倉庫での商品入荷・出荷管理において、人が介在することでどうしても発生してしまうミスを防ぐため、「ヒヤリハット」の事例をアプリで記録・共有できる仕組み作りを進めています。これにより、現場で起きた気づきを迅速に共有し、原因分析や改善策の検討を全員で行える環境を整え、同じミスの再発防止につなげていくことを目指しています。
また、今後は、営業とアシスタント間の情報共有をより円滑にするため、現在Excelで作成している見積書をサスケワークス上でアプリ化する取り組みを進めています。見積情報をシステムで一元管理することで、担当者間の連携を強化し、必要な情報をリアルタイムに共有できる環境を整えていきます。業務プロセスの透明性とスピードを高め、よりスムーズな営業活動を支援する仕組みづくりを目指しています。
アイデアがあるなら、まずは一歩踏み出してほしい
「こんなことできないかな?」というアイデアがあるなら、ノーコードツールは最適な選択肢です。プログラミングの知識がなくても、今はAIが自動で作成してくれるので、すぐに形にできます。
私たちも最初は不安でしたが、実際に手を動かし、成功体験を重ねることで「あれもできる、これもできる」と可能性が広がりました。まずは一歩踏み出して、その便利さを体感してみてください。